実は中国産、トマト缶の真実

実は中国産、トマト缶の真実

イタリア産のトマト缶は、今や日本中どのスーパーに行っても見かけるポピュラーな食品になりました。

みなさんのご家庭でもよく使われていることと思います。

鶏のトマト煮、パスタ、カレーなど幅広い料理に使用されるトマト缶ですが、実はそのほとんどが「イタリア産ではない」という事実を知っていますか?

結論から言います。

ほぼ全て「中国産」です。

遺伝子組み換えをし、尋常ではない量の農薬を大量に散布するあの中国産です。

知りませんでしたよね?

当然です。

なんたって原産国にイタリアってきちんと書いているんですから。

疑う方がおかしい。

でも、事実は違いました。

本記事では中国産濃縮トマトの実態を暴露していきます。

 

 

トマト缶の原産国

トマト缶の原産国

みなさんはスーパーで売られているトマト缶の後ろを見たことがありますか?

そこには原産国はどこの国だと書かれていましたか?

大抵は「イタリア」と書かれているはずです。

では、世界で最も濃縮トマトを輸出している国はどこでしょうか?

普通に考えればイタリアと言いたくなりますが正解は…

中国」です。

おかしいと思いませんか?

日本で見るトマト缶はどれもイタリア産だと書かれています。

イタリア直輸入だと大きくアピールされています。

でも濃縮トマトの輸出量No.1は中国です。

日本で安く買えるトマト缶なら当然中国産の表記があってもおかしくないのに、どれもイタリア産です。

やっぱりおかしいですよね?

それもそのはず、イタリア産なんていうのはそのほとんどが真っ赤なウソです!

中国産濃縮トマトがイタリア産に

中国産濃縮トマトがイタリア産に

イタリア産のトマトを使ったトマト缶は確かに存在します。

ですが生産コストが高くなるのでしょう。

どうやら自国のトマトを使用せず、安く仕入れられる中国産のトマトを加工したトマト缶を作ることにしたようです。

中国からイタリアへ輸入されたドラム缶入りの三倍濃縮トマトは、水で薄められてわずかな塩を加えられただけで「イタリア産」の商品として世界中に輸出されています…

水で薄めて塩を加えただけで加工したと言い張るその考え方は実に恐ろしいものです。

こうしてイタリア産という付加価値がつけられたトマト缶は、世界中で高い値段で売られていきます。

さらにラベルには濃縮トマトの原産地は記載されておらず、それどころかほとんどの商品にイタリア産と書かれています。

缶の上に印刷されるのは「中国」ではなく「イタリア」という文字です。

何故こんなことが平然と行われているのでしょうか?

それは、ヨーロッパには原材料の原産地の表示を義務付ける法律が存在しないからなのです…

イタリア国内のトマト缶だけは中国産ではない!?

イタリア国内のトマト缶だけは中国産ではない!?

現在のイタリアでは国内で栽培されたトマトを使った商品以外は「パッサータ・ディ・ポモドーロ」とは名乗れなくなっています。

ポモドーロはトマト、パッサータはピューレやソースの意味です。

さらにイタリアの農務省の省令によって、パッサータ・ディ・ポモドーロには、原材料であるトマトの原産地を表示することが義務付けられました。

しかし、このルールは今のところイタリアでしか実施されていないのです。

つまりイタリア以外の国では、今も中国産濃縮トマトを薄めただけのソースやピューレが、さもイタリア産のようにして売られているということになります。

ヨーロッパ中のスーパーの棚にあるイタリア産トマト缶やチューブには、イタリアのトマトが全く使われていないものがたくさんあるというのが現状です。

このトマト缶、中国産とモンゴル産のブレンド品

このトマト缶、中国産とモンゴル産のブレンド品

緑・白・赤のトリコレールをバックにサングラスを額に持ち上げて笑うトマトのキャラクターが描かれているトマト缶があります。

その名は「Gino(ジーノ)」。

現在この商品を入手できるのはおよそ20カ国あり、アフリカ、ハイチ、ヨルダン、ニュージーランド、韓国、日本などいまや世界中に販売網を広げています。

数億人もの人たちがジーノのトマトペーストを食べているのです。

いかにもイタリアらしいパッケージですが、よく見るとどこにも原材料の原産地が表示されていません…

唯一ウェブサイト上に曖昧な説明文が記載されているだけです。

ジーノの二倍濃縮トマトは、世界各地からやってきた最良の原材料を厳選し、独自の製法でブレンドして作られています…

この説明文だけでも怪しい部分がありますね。

世界各地からやってきた」って、もう輸入品使ってますって言ってるようなものです。

というより、そもそもジーノに原産地など表示できる訳がないのです

だってこのトマト缶の原料は、中国とモンゴルの両方から輸入されたんですから…

トマト缶という名の別のなにか ~中国産濃縮トマトの末路~

トマト缶という名の別のなにか ~中国産濃縮トマトの末路~

中国産濃縮トマトを加工してイタリア産にする際、水と塩が加えられましたがこれはまだ食べられます。

ですが、世界にはトマト缶の中身の31%が濃縮トマトで残りの69%が添加物という恐怖のトマト缶も存在するようです。

もはや濃縮トマトによく似たなにかが詰め込まれているだけの缶詰です…

また、日本にいるとわからないことですが、「ブラックインク」と呼ばれる商品が存在しており、主にアフリカで出回っています。

これは古くなって酸化が進み、腐ってしまった濃縮トマトのことです。

本来の赤い色は失われ、まさにインクのように黒ずんでいます…

こうしたドラム缶入りのブラックインクを売るために、赤い色をしたそれほど古くない濃縮トマトを混ぜることもありますが、これはまだマシな方です。

最悪なのは変色した濃縮トマトを水で薄めてからデンプンや食物繊維を加えてとろみをつけ、着色料で鮮やかな赤色に染めるやり方です。

こうしてあたかも新鮮な商品であるかのように偽装されているのです…

品質の証明は原産地にこそあるのだから、品質の良いトマト缶に原産地を表示しない理由はありません。

それでも表示がないのは原産地が不確かなのではなく、むしろ輸入濃縮トマトを使用している証拠と言ってもいいのではないでしょうか。

私はこの事実を知った瞬間、キッチンにあったトマト缶を全て捨てました。

ここまで読んだ方ならなぜだかわかりますよね?

そう、ウチにあったトマト缶は全て原産地の表示がなかったからです…

この記事を見ているあなた。

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