【注意ブラジル産】鳥インフルエンザと卵不足
2023年5月現在、鳥インフルエンザの大流行により、鶏が大量に殺処分され、それに伴い卵の価格も高騰し、深刻な卵不足が問題となっています。
最近のニュースでも「鳥インフルエンザ」「卵不足」「卵の価格高騰」のキーワードがよく見受けられます。
また卵不足により、ブラジル産の卵を輸入するという話までも・・・
鳥インフルエンザで苦しむ農家に追い打ちをかけるように、鶏舎で原因不明の火事が起こったり、まるで卵不足を予測していたかのようなタイミングで代替卵の販売が開始されたりと、絶妙なタイミングで日々卵に関する報道がされています。
本記事では、鳥インフルエンザに関連した情報の整理と、ブラジル産卵の危険性について解説していきます。
鳥インフルエンザはいつから始まった?
現在猛威を振るっている鳥インフルエンザ。
その始まりは2022年10月。
2022年10月28日に家禽において国内1例目が確認され、以降26道県84事例のH5N1亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)感染事例が発生し、約1,771万羽が殺処分対象となっており(2023年4月11日時点)、既にこの時点で過去最大の発生であった2020 / 2021シーズンの発生事例と殺処分対象羽数を上回っています。
(出典:高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応|国立感染症研究所)
卵不足に合わせるように起こる事件
以下の記事は2023年1月10日のニュースです。
(出典:鳥インフル過去最悪、殺処分1000万羽超 : 鶏卵価格高止まり [2023.01.10]|nippon.com)
2023年が始まってから即、鳥インフルエンザの影響で卵の価格は上昇しています。
また、不可思議なことに、鳥インフルエンザの感染により殺処分されたのは、なぜか採卵鶏ばかり…
さらにこの5日後の2023年1月15日、愛知県の養鶏場で原因不明の火事によりニワトリ約1万8千羽が死ぬという事件が起こりました。
そして3月9日には、鹿児島県の養鶏場で鶏舎が全焼し、ニワトリ約1万羽が死ぬ事件も起こっています。
はたしてこれほど頻繁に養鶏場ばかり火事になるでしょうか?
火事の原因は不明とされていますが、意図的に養鶏場を狙った放火である可能性は捨て切れません。
同月29日には、ついに卵の特売すら不可能になる程卵の出荷数が減少し、全国的に卵不足に陥っていきます。
(出典:HTB北海道ニュース)
油と添加物で作った代替卵
卵不足が全国で深刻化し、最高値を更新する中、卵に代わるある“新商品”が発表されました。
その名は「Ever Egg」。
卵のような見た目をした卵の代替品です。
どんな物で作られているのか確認してみたところ案の定、添加物満載の酷い代物でした。
成分表示は使った物の量が多い順に上から表示する決まりがあります。
それを踏まえて原材料を確認してみると…
(出典:2foods)
なんと一番上に来るのは食用植物油脂。
つまり、この代替卵の材料のうち、一番多く使われているのは「油」だということです。
しかも、油の原料の記載がないため、どのような油を使っているのか全くの不明です。
(※恐らくはサラダ油だと思われます)
さらに、まるで卵のような色や口触りを再現するために、増粘剤やゲル化剤などの添加物を使用しています。
これでは代替品どころか粗悪品です。
ちなみにキューピーは「HOBOTAMA(ほぼたま)」という代替卵を発売していました。
こちらもEver Egg同様、油と添加物の塊です。
(出典:キューピー)
ブラジル産卵の危険性 ~地球の裏から1ヶ月半かけて来る卵~
日本養鶏協会が出している「鶏卵価格の年次別月別推移」によれば、今年3月の卵の価格(全農,Mサイズ,1kgあたり)は343円に達しています。
2004年の年初に最安値85円を記録したことを考えると、そこから4倍も価格が高騰しており、いまだに上がり続けています。
(※2023年5月1日時点で350円にまで上昇)
(出典:日本養鶏協会)
深刻な卵不足と価格高騰が続く中、野村農水大臣は3月31日の会見でこう明かしました。
「国内に卵がなければ、輸入でもいいではないかということで、近々にブラジルから輸入の卵、殻付きが船で入ってくるという動きもあります。(中略) どこの企業かわかりませんけれど、発注してまもなく第1便が届くのではないかという話もあるところです。」
(出典:Yahoo!ニュースより一部抜粋・引用)
なんとブラジルから卵を輸入するというのです。
しかも!
船での輸入には1カ月から1カ月半かかるため、冷凍に近い温度で管理する必要があり、入荷しても生卵としては食べられず、加熱調理が必須な加工用としてしか使えないといいます。
キューピーはそんな卵をブラジルから輸入することを決定しており、業務用の液卵を業者に販売するようです。
なお、「マヨネーズなど家庭向け商品には “現時点では” ブラジル産卵の使用予定はない」とのことですが、これからさらに卵不足が深刻化していけば、マヨネーズに使われる可能性も十分にありえます。
(出典:キューピーが「ブラジル産卵」輸入へ供給量不足や価格の高騰受け“業務用商品”向けに [2023年5月11日]|TBS NEWS DIG)
今後ブラジル産の卵をスーパーで見かけても安全面を考慮して、極力購入は控えた方がいいでしょう。
と同時に、外食する際は半熟卵を避ける、もしくは卵の産地を確認してから食べるといった注意が必要になってくるかもしれません…
鳥インフルエンザに人為説!?
人に感染するインフルエンザはH1N1型とH3N2型です。
そして現在流行している鳥インフルエンザは「H5N1型」で、これは鳥の受容体には適合できるが、人には適合しづらい種類のインフルエンザです。
そのため即座にパンデミックが起きる心配はありませんが、鳥から人への感染例は少なからず発生しています。
1997年5月、香港でH5N1型インフルエンザの人への感染が初めて報告されました。
18人が感染しそのうち6人が死亡しました。
その後、欧州や北米、アフリカなどにも広がり、世界の感染者の累計は868人に上り、そのうち457人が亡くなっています。
(出典:高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染事例に関するリスクアセスメントと対応|国立感染症研究所)
H5N1型インフルエンザの致死率は60%と極めて高く、発症から平均9~10日に進行性の呼吸不全により死亡することが多いようです。
(出典:高病原性鳥インフルエンザウイルスの診断・治療に関する国際連携研究)
2010年半ば頃からH5N1型インフルエンザの流行は急速に衰え、その影は次第に薄くなり、気付いた時には全く見えなくなりました。
これにより自然界から姿を消したかに思われていましたが、あれから13年後の2023年現在、深刻な卵不足を引き起こすほど、以前をはるかに凌ぐ規模で大流行しています。
新型コロナウイルスの起源は未だ明らかになっていませんが、「機能獲得実験によって誕生した『人工』のウイルスが研究所から漏出した」との説が有力になっています。
実はH5N1型インフルエンザも過去に、『高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスを“哺乳類に感染できるようにする”適応実験』や『フェレット間で“空気感染する”H5N1型の変異ウイルスを作製する実験』が行われています。
(出典:『なぜ、NSABBは論文の一部削除を勧告したのか』、『変異H5N1型ウイルス研究の問題』)
どこかの研究所で保管されていた人工のウイルスが外部に流出、もしくは意図的にばら撒かれて大流行につながった可能性は捨てきれません。
今注目すべき安全な卵たち!
全国的に卵不足は続いていますが、だからといって添加物満載の代替卵や危険なブラジル産卵に手を出すのはナンセンスです。
今の時代、通販の発展により、安全安心な国産の卵はどこにいても購入可能です。
大量購入はできませんが、それでも安全性を求めるならやはり国産に限ります。
ここからは本当に信頼できる安全な卵たちを紹介していきます。
気になる卵があれば、ぜひ購入して農家さんを応援してあげてください。
お手数ですが設定をオフにしてご覧ください。
また「DuckDuckGo」や「Brave」などのブラウザでも正常に表示されないので本記事におきましては、ブラウザは「Google」や「Safari」の使用を推奨いたします。
つまんでご卵
・簡単に摘める強くしっかりとした黄身が特徴の卵
・ストレスフリーな平飼い
・抗生物質,成長ホルモン剤不使用
・手作り飼料(飼料米,非遺伝子組み換えトウモロコシ,非遺伝子組み換え脱脂大豆,カキ殻,海底岩石粉末,塩,パプリカ色素,+α天然原料[企業秘密])
・これまでサルモネラ菌、カンピロバクター、その他の雑菌さえ全て検出されたことがなく、夏に室内で3~4ヶ月放置しても菌が増殖することはない
・驚くべきことに生食期間は産卵時より冷蔵庫保存で1ヶ月
・厚生省が発表した鶏卵の日付等表示マニュアルの中に、「黄身がつまめるほど強いうちは仮に卵の中にサルモネラ菌があっても食中毒を起こすほど増殖することはない」と要約できる一文があるが、つまんでご卵はそもそもサルモネラ菌が検出されたことはない!
田子たまご村 平飼いにんにく有精卵
・ストレスフリーな平飼い
・抗生物質等の薬品は一切不使用
・化学飼料不使用
・自然飼料(非遺伝子組み換えトウモロコシ,魚粉,荏胡麻,田子特産にんにく,ヨモギ,桑の葉,海藻,唐辛子,木酢液*¹,アスタキサンチン*²など)
・水は水道水は使わず山奥の湧水を使用
※1:木酢液は冬場不足している青草の代用として、鶏自身が持っている免疫能力を高める。
※2:アスタキサンチンとは、サケやイクラ、エビなどに含まれる成分で、強力な抗酸化力を持つ赤色の天然色素。眼精疲労の改善や動脈硬化の予防、疲労回復などに効果がある成分。目の奥や脳など栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができる。
平飼い卵 ななエッグ
・純国産地鶏「岡崎おうはん」
・通年平飼いであるため鶏たちは砂浴びも可能
・抗生物質不使用
・飼料は、地元の野菜をふんだんに与え、ミネラル,カルシウム豊富な八雲の貝、サンゴの化石を混ぜている*¹
・飲み水には横津岳の湧水を使用した「地産地消」にこだわった地鶏
・卵の除菌については、グレープフルーツの種子から抗菌エキスだけを抽出し、製剤化した自然由来の除菌液を使用
※1:飼料の詳細
「トウモロコシ、コーンスターチ、米、大豆油かす、なたね油かす、コーングルテンミール、とうもろこしジスチラーズグレイソリュブル、コーングルテンフィード、米糠、ふすま、炭酸カルシウム、動物性油脂、リン酸カルシウム、食塩、酵素処理ヤシ油かす、飼料用酵母、乳酸菌、酵母菌、麹菌、有胞子乳酸菌、グア豆抽出繊維、ブドウ糖、マリーゴールド花弁抽出ケン化処理物、無水ケイ酸、大麦、米粉」
(春から秋のみ)人参、かぼち
皆さまの強いご要望により、私食の未来を本気で考える一般人が厳選した、無添加やオーガニックの食品から最高品質の安全な日用品をご紹介する「食の未来のセレクトショップ」がオープンいたしました!
思わず買いたくなる“けしからん商品たち”がたくさんあるのでぜひ見に来てください。
なお、ショップページには各商品ごとの原材料とオススメするポイントを記載しており、さらに5段階評価で点数をつけています。
商品を選ぶ際の参考にしていだだければ幸いでございます。
オーガニックショップは沢山あるけれど、自分好みのお店は意外と少ないです。 欲しい物だけが揃っている、そんなお店があったらな〜と常々考えていたところ、最近ふと思い付いたことがあります。 「自分のお店を持つのは難しいけれど、お店みたいな[…]