世界が注目!ヘンプシードの超効果!

世界が注目!ヘンプシードの超効果!

世界が注目!ヘンプシードの超効果!

世界が注目!ヘンプシードの超効果!

近年スーパーフードとして注目を集めているのがヘンプシードです。
ヘンプシードとは麻の実のことです。
ここでいう“麻”とは“大麻草”を指してます。

大麻の実!?と驚かれるかもしれませんが、実は日本人の大半は、大麻の実を日常的に食べているんです。

本記事では、ヘンプシード(大麻の実)の知られざる超効果について解説してきます。

はじめに

まずはじめに一番重要なことを2点お伝えいたします。
この2点は必ず頭に入れて頂きたく思います。

“日本固有の大麻は安全です”
“危険な大麻は全て外国産の大麻です”

日本では主に栃木県にて大麻の栽培が行われておりますが、これは精麻(繊維取得)向けの大麻であり、品種を「トチギシロ」といいます。

他の植物同様、大麻草にも様々な品種があります。
元来、日本在来種の大麻には陶酔・薬理成分の「テトラヒドロカンナビノール(THC)」は、極微量しか含まれておりません。
(※大麻所持などで逮捕されるニュースに出る大麻は外国産のTHCを多く含む品種)

特に現在日本で主に栽培されている、繊維取得用の大麻草(品種名:トチギシロ)には薬理成分はほとんど含まれておらず、薬物乱用につながる恐れはありません。
栃木県では他の農作物と同様、防護柵なしに栽培されております。
(※国産大麻であっても栽培には国の許可が必要です)

(出典:一般社団法人「伊勢麻」振興協会

大麻の葉や花穂に含まれる成分(THC)には向精神作用がありますが、麻薬成分のあるインド大麻などと異なり日本在来種の大麻のTHC含有量は極めて微量です。
繰り返しにはなりますが、現在国内で主に栽培されている栃木県産の品種「トチギシロ」に薬理成分は殆ど含まれておりません。

これら日本で古来より栽培されてきた繊維型の大麻が、畑から盗まれ違法薬物として使用されたことは古くからの資料を見ても存在せず、また、厚生労働省による最新の検証においても、「濃縮しても違法薬物として利用される恐れは考えにくい」との検証結果が出ており、科学的にも日本在来種の大麻の安全性は確実なものとなっています。
(出典:繊維型大麻草および濃縮物中の含有量の調査

大麻だからとただ怯えるのではなく、「国産大麻は安全」という認識をまずは持っていただきたく思います。

国産大麻の利用法

国内における大麻利用方法は多岐に渡ります。
茎の表皮からとった繊維は、漁網畳の経糸といった各種縄や糸として利用され、また漆喰壁や茅葺屋根の材料としても使われてきました。

日本の夏の夜を彩る花火の助燃剤は麻炭でなくてはなりません。
ある花火業者が行った実験では、国産麻炭と海外麻炭の花火の打ち上げ試験によると、同じ大きさの玉では、花火の梵(丸の大きさ)が全く違うといいます。
あきらかに国産の麻炭の方が大きい花火ができ、火薬の量の節約につながるようです。
(出典:『花火の科学』『花火』)

また、弓道の弓弦小鼓などの楽器など、伝統文化・芸能の道具の素材として大麻は欠かすことができないものです。

さらには、神社で御祓いに使われる神具(大麻・おおぬさ)注連縄(しめなわ)鈴縄横綱の化粧まわし、など神事において大麻は穢れを祓う力をもった特別なものとして、大切に扱われてきました。

我が国の大麻の歴史は長く、稲作が伝わるよりもずっと昔の縄文時代から、日本人の生活・文化を支えてきた神聖かつ最も身近な植物なのです。

日常の中のヘンプシード

日本人はヘンプシード(大麻の実)を日常的に食しておりますが、ほとんどの人がそれにまったく気付かずに食べています。

それもそのはず、大麻の実は「七味唐辛子の中」に入っていますので気付かないのも無理はありません。

上の画像を見ると、ゴマとは違う何だかよく分からない茶色っぽい種があります。
これが大麻の実、ヘンプシードです!
ご自宅に七味唐辛子があればぜひ探してみてください。
種類にもよると思いますがたぶん入ってると思います。

日本人と大麻の実の関係は世界的に見ても最も古く、約1万年前から日本人は大麻の実を食してきました。
長い食習慣からその安全性は確かなものであると判断できます。
なお、外国産の大麻であっても種にはTHCは含まれていないので、安心して食すことが出来ます。

《大麻の実の出土年数比較》

地名

出年度

日本(千葉県・沖ノ島)

10,000年前

モルドバ

6,000年前

日本(福井県)

5,500年前

中国(東北部)

4,500~5,500年前

ルーマニア

4,000~5,000年前

ドイツ

2,500年前

中国(新疆)

2,500年前

セルビア

2,430年前

フランス

2,100年前

(出典:『日本人のための大麻の教科書 「古くて新しい農作物」の再発見』大麻博物館)

大麻の実は古くから日本でも食用として用いられており、「稲、季、大麦、小麦、大豆、小豆、栗、」は「八穀」と呼ばれ食されてきました。
1930年代に日本で初めて編集された『日本食品標準成分表』には、大麻の実が「麻實(おのみ)」という名で収載されました。

2023年版では「あさ」として記載されています。
文部科学省のホームページに「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」という資料があるので確認してみてください。

日本食品標準成分表とは、学校や病院などの給食業務で栄養素を計算する上で重要な資料の一つであり、管理栄養士資格の学習のみならず、各種の健康・医療系のキュレーション(まとめ)サイトにある記述の信頼性を確認する際にも重要な資料となります。

対象食品がわずか210種類であったこの時代から、大麻の実は食品として認識されていたのです。

ヘンプシードの超効果

大麻の種(ヘンプシード)は必須アミノ酸9種全てを含む植物性たんぱく質を約50%も含有しています。
そのうち65%程を「エデスチン(Edestin)」という麻の実特有の吸収されやすいタンパク質が占めています。

含まれる脂質の約80%が必須脂肪酸(オメガ3,オメガ6)で構成されており、トランス脂肪酸やコレステロールはゼロです。

オメガ3とオメガ6脂肪酸は、脳機能、心臓の健康、体内の炎症の軽減に不可欠です。
認知機能をサポートし、コレステロール値と血圧を下げることで心臓血管の健康を維持し、湿疹や関節炎などの炎症性疾患や慢性疾患の症状を緩和するのに役立ちます。

以下の図はインドの情報サイト「VCCiRCLE」に掲載されていたものの和訳です。
ヘンプシードの非常に優れた効果効能が書かれています。

(出典:Copying is not allowed on this webpage|VCCiRCLE

ヘンプシードは9種類の必須アミノ酸をすべて含み、オメガ3とオメガ6脂肪酸の比率は完璧で、亜鉛や鉄分、マグネシウムといったミネラル類も豊富に含み、タンパク質含有量が抜群と、驚くほど多くの栄養素を誇ることから、“スーパーフード”と呼ばれ世界で注目されています。

プロのアスリート、フィットネス愛好家、または食事の栄養価を高めたいと考えているほぼすべての人にとって、ヘンプシードはまさに夢の食べ物です。

ちなみにヘンプシードの殻をとって中身を取り出したものをヘンプシードナッツといいます。
見た目は上の画像のような感じです。

環境維持に大きく貢献するヘンプの力!

日本では「大麻(ヘンプ)=薬物」という認識が根強く残っていますが、正しい使い方をすればこれほど環境に優しく、資源として有用な植物は他にありません。

ヘンプはわずか90日間で1ヘクタールにつき21,000kgもの二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出してくれます。

また、山腹地や荒地、塩分(アルカリ性)を含む土壌など、通常は農作物を育てるのに適さない「不良土」と呼ばれるような土地でこそ、質の高いヘンプが育つとされています。
収穫時に落ちる落ち葉が土壌を潤し、深く根を張って土を耕してくれるため、微生物が増えて豊かな土壌になるといいます。

このように、ヘンプは荒れた土地でも極少量の水で育ち、非常に生命力が強く乾燥した地域でも十分に育てることができるため、砂漠化した土壌の緑化にも繋がると考えられています。

成長速度も非常に早く、種蒔きから収穫までおよそ90〜100日という短期間で行えるのか特徴です。
雑草よりも早く成長するため、除草剤を使わなくても問題なく育ちます。
害虫にも強く、栽培において農薬・化学肥料が不要なため、生態系や健康への影響が懸念されている遺伝子組み換えである必要もありません。

ヘンプは存在そのものがオーガニックと言っても過言ではないでしょう。

すごいのはヘンプシードだけじゃない!?大麻の可能性は無限大!

大麻(ヘンプ)は種だけでなく、根や花を含むその全てが資源となり得る“究極の植物”です。

例えばヘンプシードは高い栄養素を含むスーパーフードとして食用にされ、種から採れる油(ヘンプシードオイル)は食用にも使われ、保湿力のある化粧品としても広く利用されています。
また、ヘンプシードオイルには抗菌作用があるため石鹸やシャンプーなどにも使われます。

他にも、花はエッセンシャルオイルや薬になり、茎は建築材やコンクリートにもなります。

日本でも大麻は建築材として、世界遺産にも登録されているある場所で使われています。
それは、岐阜県の白川郷・五箇山の合掌造り集落です。

岐阜県の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は日本の原風景ともいうべき景観が評価され、世界遺産に登録されています。
合掌造りの茅葺屋根はよく知られていますが、独特の厚みのある茅葺屋根の最下層には、白くて見た目がよく、通気性がよいことから、麻幹が大量に使われています。
麻幹(おがら)とは「大麻の茎」の部分のことです。

(出典:白川郷の観光ガイド

白川村には「(赤ん坊が)生まれてくる時に、手の中に麻の種を三粒持って生まれてくる」という言い伝えが残されているほど、大麻は人々の営みに根付いています。

ちなみに、お盆近くになるとスーパーなどで売り出されるこの棒みたいな物も大麻の茎です。

また、大麻の茎はレンガにもなり、これを「ヘンプクリート」といいます。
大麻の茎と石灰を水に混ぜ合わせて作るだけなので、化学物質は一切入っていません。

ヘンプクリート

ヘンプクリートは高い強度と耐火性を持ち、通気性や調湿力を備えた非常に優れた建築素材です。
これにより、冷暖房にかかるエネルギーも大幅にカットできます。
ヘンプクリートを使って建築した家は「呼吸をする家」と呼ばれ重宝されています。

おわりに

いかがだったでしょうか。

日本では大麻は危ない物として、その存在がタブー視されていますが、本来の正しい使い方をすればこれほど環境に優しく、人々の生活を助けてくれる植物は他にありません。

外国産の大麻には薬理成分のTHCが多く含まれているが、日本在来種の大麻(品種名:トチギシロ)にはTHCがほぼ含まれない、という正しい知識を持つ事が大麻を活用していくために最も重要なことであると思います。

しかしながら、悲しいことに警察でさえ大麻の安全性をまるで理解していない人がほとんどです。
なにが悪くて、なにが安全なのかも分からずに、「大麻=悪」と認識しています。

これではいつまでたっても日本の大麻も悪者です。
繰り返しにはなりますが、現状を打開するためにも、我々一人ひとりが正しい知識を持つことがなにより重要です。

最後に、大麻を正しく理解するために、ヘンプや大麻、マリファナといった様々な呼び方を分かりやすく整理して終わりにしたいと思います。

大麻は危険という誤解を解き、国産大麻の安全性が広く知られることを強く願います。

《大麻を整理する》

  • 大麻:大麻草は縄文時代より日本人の営みを支えてきた神聖かつ非常に身近だった農作物。アサ科アサ属。日本在来種の大麻にはマリファナのような嗜好品としての使い方は存在せず、糸にして布や服を作ったり、神社の垂(しで)など一般家庭の生活から神事に至るまで、様々な場面で使われていた。日本産の大麻は元々THCをほとんど含まない品種で「無毒麻」と呼ばれた。栃木県産の「トチギシロ」が有名。
  • 麻:ラミー(亜麻:イラクサ科)とリネン(苧麻:アマ科)という植物から採れる繊維。同じ麻でも日本の大麻とは全く別の植物。当然麻薬成分など存在しない。
  • ヘンプ:外国産の産業用大麻。ヘンプシード、ヘンプシードオイル、ヘンプクリートなどに加工される。その他ビールやCBDオイルなどにも使われる。THCは含まない。
  • マリファナ:インド大麻など外国産の大麻。麻薬。医療用大麻。嗜好用大麻。大麻の花序や葉からとったもの。日本の法律では禁止されている向精神作用をもたらすTHCを多く含む。

おまけ

おすすめのヘンプシード商品をいくつか集めました!

ぜひお買い物の参考になさってください!

有機ヘンプシードナッツ|HEMPS

有機へプロテイン(リトアニア産)|HEMPS

有機へプロテイン(カナダ産)|NICHIGA -ニチガ-

 

 

《参考・引用文献》
[1] Copying is not allowed on this webpage
https://www.vccircle.com/whyindiashould-be-obsessing-over-hemp-seeds-already

[2] Nutraceutical potential, phytochemistry of hemp seed (
Cannabis sativa L.) and its application in food and feed: A review
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2772753X24000674

[3] 「薬草を楽しむ」No.015 アサ|一般社団法人長野薬剤師会
https://www.naganokenyaku.jp/news/.assets/%E3%80%8C%E8%96%AC%E8%8D%89%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E3%80%8D015%E3%82%A2%E3%82%B5-2021.6.pdf

[4] 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_00001.html

[5] 繊維型大麻草およびその濃縮物中のカンナビノイド含有量の調査|J-stage
トチギシロの安全性に関する厚生労働省の最新の検証
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafst/25/1/25_763/_pdf/-char/ja?fbclid=IwAR0e7ihFHg6aVzsL5VXPnFVCkU2OHXgrWdINIPm368X0JQoyV_w-aLXEDuw

[6] 一般社団法人「伊勢麻」振興協会
https://www.iseasa.com

[7] 『日本人のための大麻の教科書 「古くて新しい農作物」の再発見』大麻博物館 著 (イースト・プレス 2021年5月16日)
[8] 『花火の科学』細谷政夫・細谷文夫 著(東海大学出版会 1999年)
[9] 『花火』清水武夫 著(一橋書房 1961年)

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