松田のマヨネーズ〜法律を変えた奇跡のマヨ〜
今回は「松田のマヨネーズ」のレビュー記事です。
こんな方向けの記事です
・食にこだわりがある人
・健康に気を付けている人
・添加物を摂らないように心がけている人
食に気を付けている方であれば当然知っていると言えるほどに有名ですが、今回はまだ知らない方や気になっている方のために松田のマヨネーズを紹介していきます。
この記事を読んだ後なら、松田のマヨネーズを買いたくなること間違いなしです!
法律をも変えた松田のマヨネーズ
『マヨネーズ』今やどのご家庭でも必ず冷蔵庫に一つは常備しているほど、日本の食卓に定着している調味料です。
日本には、JAS規格というものがあり、それぞれ商品毎に使用する原材料が定められています。
以前はマヨネーズの原材料は、酢、卵、油、砂糖とされていましたが、このJAS法を松田のマヨネーズが変えました。
日本農林規格等に関する法律は、日本農林規格(JAS規格)の制定、保護の仕組みや認定機関・飲食料品以外の農林物資の品質表示などについて定める日本の法律。一般には、JAS法と呼ばれる。
(Wikipediaより)
2003年のことです。
小規模ながらも多くのファンに愛されていた松田のマヨネーズに大きな事件がありました。
(写真:志賀元清)
農林水産省の審議会でそれまでのJAS規格に入っていない「蜂蜜」が松田のマヨネーズに入っていたことを指摘され、“マヨネーズ” として販売してはいけないというお達しが、ある日突然お上から来たそうです。
「ハチミツは自然な甘味が出る」
という理由から砂糖ではなく蜂蜜を使用していたのに、蜂蜜はJAS規格に入っていないということでマヨネーズを名乗れなくなったのです。
18年間なんの問題もなく販売していたのに本当に突然の通知だったようで、仕方なく「マヨネーズタイプ」という名前でしばらくは販売していたそうです。
粗悪品を取り締まるならまだしも良い製品を取り締まるなどとんでもないことです。
普通ならここで折れるところですが、松田さんは負けませんでした。
松田さんは「松田のマヨネーズはマヨネーズだ!会」を発足し、署名活動を行い、農水省に申し入れを行いました。
松田のマヨネーズファンも「安価なブドウ糖液糖などはよくて、自然のハチミツが認められないのはおかしい!」と異議の声をあげ大きな運動となりました。
規格の見直しは5年後の2008年の審議会を待たなければなりませんでしたが、無事松田のマヨネーズは堂々と “マヨネーズ” を名乗れるようになりました。
現在のパッケージには、この活動の御礼として、「おかげさまで“マヨネーズ”です」のメッセージが掲載されています。
法律を変えるほどのマヨネーズは後にも先にも松田のマヨネーズ以外出てこないでしょう。
マヨネーズの定義(現在)
半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料 、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、蜂蜜、香辛料、調味料 (アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料及び添加物を使用していないものであって、原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。
(ドレッシングの日本農林規格より)
自然な味を生む『松田のマヨネーズ』の原材料
松田のマヨネーズの美味しさの秘密は原材料の質の高さにあります。
「良い材料を使えば自然とおいしい食べ物になる」
これは創業者の松田優正さんの言葉です。
松田のマヨネーズは松田さんの思想がそのまま体現されています。
(左:松田優正さん 〜大地を守る会の活動レポート〜より)
菜種油:米澤製油の圧搾一番搾り菜種油のみ使用。
卵:信頼する10軒ほどの養鶏家から仕入れた平飼いの卵。遺伝子組み換えの飼料は不使用。
酢:内堀醸造のオーガニック純りんご酢。
食塩:海の精(伊豆大島の平釜で炊き上げた自然海塩)
マスタード:100%からし菜の種を粉末状にしたもの。
胡椒:オーガニックのホワイトペッパー(添加物の香辛料抽出物ではない)
ハチミツ:100%蜂が集めたもの。ロシア極東ウラジオストク周辺(ウスリースク)産の菩提樹蜂蜜。
オーガニックにんにく
オーガニックしょうが
※化学調味料をはじめ、食品添加物は一切不使用。砂糖も不使用。
マヨネーズの製造工程でも、油脂の酸化の原因となる空気が余分に入らないよう注意するなど、本当に食について深く考えてくれています。
(写真:志賀元清)
また工場で使う卵はすべて手で割っているというのでさらに驚きです。
この光景は創業時から変わらないそうです。
手作業は大変ですが、そのぶん心がこもるので良いですよね。
松田のマヨネーズ1本(300g)のお値段は518円(税込)。
対してキューピーマヨネーズ1本(450g)の値段は402円(税込)。
値段だけ見れば「松田のマヨネーズは割高だ」と思われることでしょう。
それでも両者の材料を一つ一つきちんと見比べれば、少々高めの価格設定も納得できるはずです。
そうした納得感こそがファンから支持されている最大の理由なのだと思います。
食用植物油脂(国内製造)、卵黄、醸造酢、食塩、香辛料/調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に卵・大豆・りんごを含む)
食用菜種油(国内製造・遺伝子組み換えでない[米澤製油・圧搾一番搾り])、卵(全卵[平飼い・GM飼料不使用])、りんご酢(内堀醸造オーガニック純りんご酢)、食塩(自然海塩「海の精」)、ハチミツ(ロシア極東ウラジオストク周辺産「菩提樹蜂蜜」)、マスタード(100%からし菜の種粉末)、オーガニックにんにく、こしょう(オーガニックホワイトペッパー)、オーガニックしょうが
※ここでは本来の成分表示には書かれていない原材料の詳細についても記載しています
以下の動画では松田のマヨネーズが作られるまでの工程を紹介しています。
昔ながらの工場で心を込めて丁寧に作られている光景は見ていて感動すら覚えるほどです。
松田のマヨネーズを知ってる人も知らない人も全員に見てほしいです。
お時間がある時でいいのでぜひ一度ご覧ください。
ななくさの郷『松田のマヨネーズ』
(映像:志賀元清)
松田のマヨネーズはどこに売ってる?
気づいていないだけで意外と普通のスーパーに売っていたりします。
マヨネーズが置いてあるコーナーに普通に並べられていたり、もしくは直売所コーナーに置かれていたりもします。
これは完全に個人的な感想ですが、松田のマヨネーズを置いているスーパーは食に対する意識が高い店舗が多いように感じます。
そういったお店は他にも良い商品がある可能性が高いので、宝探しのようにいろいろ探してみるのも面白いですよ。
スーパー以外だとカルディにも置いてあります。
ただ、もしかすると店舗によっては置いていないかもしれないので、そこは店員さんに聞いてみてください。
確実に置いているとすれば自然食品店ですね。
オーガニック食品を取り扱っているお店であればほぼ間違いなくあるはずです。
Amazonや楽天でも販売されているので、探すのが面倒な場合は通販で買うのが一番楽かもしれません。
松田のマヨネーズは私が自信を持ってオススメする調味料の一つなので、ぜひ一度買ってみて欲しいです!
これであなたも “松田のマヨラー” の仲間入りだ!
『食品添加物リスト(130種類+7)』
有料記事にもかかわらず、いいねをしてくれた人の約85%がご購入してくださいました!!!
試し読み用に【あ行】は“無料開放”しています!
添加物について学びたいという強い意志のある方はぜひご覧ください!
【お知らせ】
“食の未来を本気で考える一般人”が本気で作った最強の添加物リストが遂に発売!
『食品添加物リスト130種類+7』
計66,000文字超えの超大ボリューム!
これさえあれば添加物の全てがわかる!https://t.co/ROlg5XLvV5— 食の未来を本気で考える一般人 (@Syoku_no_mirai) September 26, 2020